日本一の弁護士を目指す法律系ブログ

法律や昨今の弁護士事情について勝手気ままに書き綴る弁護士を目指す男のブログだと思う。

2015-01-01から1年間の記事一覧

不当な労働条件の変更

突然、給料を減額されてしまったら、それは重大な労働条件の不利益変更です。会社が給料や待遇を一方的に変更するのは認められていません。正しい手順や正当な理由が無い限り、既に決まっている労働契約を変更できないのです。 労働条件の不利益変更は、給料…

残業代の未払いの法律

日本のサービス残業時間は先進国の中でも特に多いとされています。国民性が辛抱強く努力することなのは誇らしいことでもありますが、それを悪用されるのは避けなければなりません。 月のサービス残業が100時間を超える人も存在しており、過労死に繋がるケー…

離婚時の慰謝料について

離婚を切り出すと慰謝料が請求される、そう思っている人は少なくありません。これは間違いでは無いのですが、すべての離婚で慰謝料が請求される訳では無いのです。 離婚時に慰謝料を請求されるのは、夫婦のどちらかに大きな原因がある場合です。夫が浮気をし…

浮気が原因の慰謝料

夫、または妻が浮気をしているのが発覚した場合、法定離婚事由に該当しますので離婚を行うことができます。 この際、浮気された精神的苦痛に対して慰謝料の請求が可能です。 慰謝料の金額は大体100万から300万程度になることが多いです。状況によっては50万…

アメリカ・カナダの変わった法律

年末年始休暇や、卒業旅行シーズンです。事故やテロ報道など海外では比較的多かった1年でしたが、そんな影響もあって、「海外旅行は行き先によりかなりお値ごろ」です。 旅行先としてというよりも、就学やビジネスで利用される方も多い北米では、ドライブ旅…

交通事故の保険!知っておきたい任意保険の種類とは?

自動車やバイクを運転する場合、交通事故のリスクに備える必要があります。よって自賠責だけではなく任意保険に加入しておくことが大切ですが、任意保険にはいろいろな種類があります。任意保険の種類については意外と知られていないものが多いです。 そこで…

海外取引の基本契約条項や形式について

TPP適用のある、あるいは今後予想される、業種や製品取扱者のみならず、それらによる各国関連法の整備や体系化、また各機関などの整合性や判断基準すりあわせなどが徐々に進展するとみられる、海外との売買契約や製造、技術提携関連の契約条項見直しが、現在…

外国人との交通事故になった場合

2020年に東京オリンピックを控えた日本ですが、そうなると懸念されるのが外国人による交通事故です。 観光地として人気のある日本には、非常に多くの外国人が訪れています。その中には当然、レンタカーで移動する外国人も含まれます。 もし、あなたが外国人…

親族に向けての中小企業等の承継のための贈与相続

高齢になり、また子孫などの成長、社会での活躍などを受けて相続贈与を考え始めたかたもあるかもしれません。 中小企業等を親族に承継するためには、経営など管理能力部分の継承、業務にかかる技能や知識部分、顧客や関係先の人間関係承継の他、起業構成員や…

退職金の未払いに対処する

退職金は会社の仕事に貢献してきた対価として支払われます。企業によっては退職金を設けていない場合もありますが、労働条件がしっかりしている会社は労働契約や就業規則の中に、退職金規定で定めています。 会社が退職金規定を設けているなら、条件を満たし…

2015年の改正医療法

近年、地方部や、都心周縁の地方では、大型病院の統廃合、人員の確保ができないといったことによる廃止、またこれまで国立病院が古くよりあった地域における、独立行政法人化後の廃止などの表明が相次いでおり、該当地域では、質の高い医師やスタッフのみな…

製造物責任法(PL法)とその周辺

TPP対応などで、農水産業やその加工物、機械類等では、今後輸出入が増えることなどを見越しての、海外のみならず、これまで以上に国内体制での良質なサービスによる、品質確保のための、社内制度整備、条文等ほかのビジネス面でのテキスト整備等体制づくりが…

自賠責は強制加入!加入しないと罰則がある?

車やバイクを運転するなら交通事故保険に加入しているものですが、中でも自賠責保険は法律で加入が義務づけられている強制加入の保険です。 自賠責に加入していないとどうなってしまうのでしょうか。刑罰があるのかや、賠償金の支払いがどうなるのかが気にな…

ペット飼育にかかる法律

年末年始や入進学シーズン、プレゼントにペットをなどとお考えのご家庭も多いものです。 子供の情操教育などに、たしかにとても有意義といわれており、その世話やかかわりあい、しつけなど学べることは数多いといわれています。 ペットを飼い始めるなら、普…

工業所有権に関連しての2015各国版出願制度等

TPP対応でこれまで輸出業務など行ってきていないところでも、新たに取り組む輸出、また他国商標や技術などからの防御の意味でも、工業所有権関連の見直しを進められているところも多いようです。 これまでとはことなる対応ポイントなどもあるため、主要な取…

警察官の法律

Q:警察組織の管理や運営を規定する法律が警察法であるなら、警察官がその業務を遂行する上で、基準とする法律はなんでしょうか。 警察官職務執行法です。 ▼警察官職務執行法とは警察官職務執行法とは、警察官が警察法に定められている法律に準拠して、その…

離婚後の姓と戸籍の考え方

夫婦が離婚する時は、何らかの問題があって離婚するものです。離婚届を出せば「赤の他人」となるため、すっきりとするものでしょう。 そんな離婚ですが、離婚届用紙には、今後の戸籍についての記載をすることになります。 妻が選ぶべきパターンは次の通りで…

借金地獄に陥らないためには

Q:借金地獄とか多重債務とか、絶対無縁の世界だと思うんです。ただ借金地獄に落ちてしまう人は実際にいるわけで・・・。借金地獄にならない心構えみたいなものはありますか? 借金地獄に陥らないためには借金をしなければいいのですが、それじゃあ答えにな…

自己破産のデメリット

Q:自己破産を考えています。自分としてはすごく前向きで家族も賛同してくれています。ただ不安なのはデメリットについてです。官報に名前が掲載される話を聞いたことがありますし・・・ 自己破産のデメリットは以下の通りです。 ▼新たな借金ができなくなる…

自己破産の方法

Q:住宅ローンが払いきれないことは今の時点でわかってます。車のローンも残っています。そして最近離婚が成立しました。もう失う物は無いと思っています。そこで自己破産して1からやり直したいのですが、やり方を教えて頂けますでしょうか。 自己破産をす…

自己破産のメリット

Q:自己破産にはネガティブなイメージしかないのですが、デメリットだけじゃなく、メリットはあるのでしょうか。 自己破産のメリットはたくさんあります。 ▼借金が無くなるこれは一番のメリットかもしれませんね。免責許可となれば借金がいくらあってもゼロ…

財産分与の対象になる財産とならない財産

離婚とはお互い別々の道を歩くための手続きであり、その際にはこれまでの生活の一切を清算する作業が必要になるため非常に労力を使います。 その中ではこれまで夫婦で協力して築いてきた財産の一切を双方の応分に従って分割処理する財産分与が含まれます。 …

遺留分〜遺留分に配慮した遺言のすすめ

「特定の相続人に対し全ての財産を相続させる」又は「特定の相続人にだけ何も相続させない」旨の遺言がなされることがあります。 遺言をする人にしてみれば、遺言で自分の財産をどう処分しようと本来は自由のはずです。しかし、民法は、一定の範囲の相続人が…

交通事故の慰謝料請求と相続放棄の関係

交通事故で大切な人が死亡してしまった場合、必然的に遺産相続の話になるでしょう。お葬式をあげたり、遺産分割を相続人同士で相談したり、非常に慌ただしくなるはずです。そんな中で死亡事故に対する慰謝料請求も行うことになります。ここで覚えておきたい…

死亡事故の慰謝料

近親者が交通事故で亡くなった場合、死亡者本人に対する慰謝料と、近親者の慰謝料が発生します。死亡者本人が慰謝料を取るというのはピンと来ないかもしれませんが、観念的に考えると事故時と死亡時の間に、わずかであっても精神的苦痛が発生していたと解釈…

後遺障害の慰謝料

交通事故があった際に支払われる慰謝料があります。その慰謝料とは、被害者の人の精神的な苦痛に対する賠償として支払う必要があるものです。この後遺障害の慰謝料には3つの種類があり、入院慰謝料、後遺症慰謝料、死亡慰謝料があります。ここでは後遺障害の…

交通事故の企業損害について

会社の従業員が交通事故に巻き込まれて、会社の売り上げに損害が出てしまう場合があります。特に専門的な技術を持った従業員や会社の売り上げに貢献している人材なら、被害も大きくなるでしょう。このような交通事故が原因で会社が被害を受けることを企業損…

交通規則、乗車人数オーバーの罰則

自動車には乗車人数が決められています。その乗車人数をオーバーする人数を乗せて運転すると罰金と減点の対象となります。実際に乗車人数をカウントする時は、大人は1人として、12歳未満は3人で2人となります。このカウント方法で乗車人数をオーバーしてしま…

相続は争族〜最終的には小学生の兄弟喧嘩のようなケースも

ある日突然、自分の親族が亡くなることは、誰にでも起こりえます。 人が亡くなれば、お通夜、お葬式、親しい人への挨拶、役所への届出など、多くの儀式や手続きなどが必要となります。それらの儀式や手続きのほとんどは、段取りを踏んでいけば、大変かもしれ…

弁護士と行政書士の違い〜法律問題でお悩みの方へ

弁護士と行政書士って、なにがどう違うの? 法律問題に直面したとき、必ずぶつかるのがこの疑問かもしれません。弁護士と行政書士、どちらも法律に関連した仕事なのは共通していますが、厳密に分類すれば両者には違いがあります。 その違いを分ける基準は、…