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交通規則、乗車人数オーバーの罰則

自動車には乗車人数が決められています。その乗車人数をオーバーする人数を乗せて運転すると罰金と減点の対象となります。


実際に乗車人数をカウントする時は、大人は1人として、12歳未満は3人で2人となります。


このカウント方法で乗車人数をオーバーしてしまうと、事故を起こしてしまう可能性が高くなります。


それは車両の重量が想定よりも増えてしまい、制動距離が増えたりカーブを曲がり切れずに横転する危険性があるのです。だからこそ、交通ルール違反となり、罰金や減点という措置が取られています。


ちなみに、罰金は6000円、減点は1点となります。罰金や減点はそれほど重いとは言えないでしょう。しかし、この乗車人数オーバーを甘く考えてはいけません。


もし万が一交通事故を起こしてしまった場合、乗車人数をオーバーしていると保険金が出ない可能性があるからです。


ほとんどの場合、乗車人数オーバーしていても保険金は支払われます。しかし、悪質だと判断されたり、乗車人数オーバーが原因で引き起った交通事故だったりすると減額されることもあるでしょう。


また、交通事故の際にトラック等の荷台に乗っていて怪我した際には治療費などが貰えない時もあります。


他にも自動車のトランクに乗っていたら、交通事故で怪我をしても保障に対象にはなりませんので注意しましょう。


実際にこのようなケースが存在するので、笑い話では済まないのです。また、乗車人数オーバーで蛇行運転などをしない限り、危険運転とはみなされないようです。


ですが過失割合が増えるという判例もあるので少なからず不利になるのは間違いありません。飲酒している時は、これはもう乗車人数に関係なく危険運転になるので言い逃れは不可能でしょう。


乗車人数を守り、正規の位置に乗車していないと正しく保険を受けられないのです。
そもそも保険金を受け取れるかどうかよりも、命に関わる問題なので絶対にしてはいけません。


安全のためにも交通規則は厳守するようにしましょう。