自転車の飲酒運転にも注意!
最近では自転車を通勤に利用するという人も増加傾向にあり、それに伴い、自転車の交通事故が増えているそうです。
また、社会的にも自転車に乗る人のマナーが悪いということもあってか、2015年に入って道路交通法の改正がなされ、自転車であっても無理な運転をすると、警察から注意を受けるようになりました。大きく注目されたニュースなので、耳に新しいという人も多いでしょう。
改正後の道路交通法では、酒酔い運転や信号無視などをした場合、3年以内に2回以上の摘発を受けると、安全講習を受けることを義務付けられるようになりました。
中でも、危険視されているのが自転車の飲酒運転です。日本全国で起きた自転車関連の死亡事故の中でもおよそ1割程度を占めるほど、大きな問題となっています。車の飲酒運転もかなり厳しく取締が行われるようになっており、罰金の額なども一昔前に比べると高額になったことから、最近では減少傾向にあるようです。
そこで、車ではなく、自転車なら良いだろうと安易に考えてしまう人もいるようですが、自転車というのも車両のうちに入るのです。つまり、道路交通法では車と自転車は同じ扱いになると考えてください。
飲酒運転と言っても、そのアルコール度数によって、酒気帯び運転と酒酔い運転に分類することができます。酒気帯び運転の場合は口頭での注意という形だったのですが、上でも触れたように道路交通法が改正されたことから、厳し目に取締が行われるようになっているのです。また、酒酔い運転の場合は刑事処分の対象となることもあるそうなので、十分に注意すべきだと言えるでしょう。
アルコールによる酩酊というのは、自分ではその度合がわからないものです。まっすぐ走っているように思えても、実際には蛇行運転をしていることも多く、自分自身の身を守るためにも自転車の飲酒運転は避けた方が良いでしょう。
車であるのなら、最近では運転代行サービスなども普及してきていますが、自転車ではそうしたサービスはないので、飲むのなら乗らないようにすることが大切です。