過失割合とは〜納得する過失割合を！
交通事故において、最も重要になってくるのが過失割合です。
基本的に交通事故では、どちらがより重い責任を持つのかで、支払う賠償金の金額が変わってきます。その責任の重さを決めるのが過失割合というものです。
ここでは過失割合について考えていきましょう。
過失割合とは、上でも書いたように発生した交通事故に対する責任の割合のことです。一部例外として、過失割合が存在しない事故というものがあります。
赤信号で停車していた時に後ろからぶつかられた、中央線を超えて走行してきた対向車とぶつかった、などのようなことが該当するのですが、この場合はすべて過失割合が10対0という形になるのです。
過失割合が10対0になれば、どちらか一方は完全に被害者となりますので、相手方が100％責任を負うという形になります。
では、過失割合があった場合はどうなるのかを考えてみましょう。
基本的に過失割合が双方にある場合は、当事者が契約している任意保険の保険会社が代理人となって話し合いをして決着をつけます。
基準となるのは過去の判例によるもので、類似している過去の裁判の結果をもとにして、それぞれのケースで多少の加減が加えられます。例えば、交通事故と言っても、自動車と歩行者の場合、自動車同士の場合、二輪車と自動車などのように様々なケースがあり、それぞれを参考にし、決まっていくという形になります。
だいたいの場合において、自動車とそれ以外の事故なら自動車の方が責任を問われることが多いです。自分が納得のいく過失割合を得るためにも、事故の状況というのをしっかりと伝えることが大切だと言えます。
ちょっとした言葉の1つで有利にも不利にもなることがありますので、きちんと伝えるようにしてください。ただし、いくら自分の過失割合を有利にしたいと言っても、虚偽の報告だけはしないようにしましょう。
同じことになりますが、裁判の判例が基準となりますので、保険会社によって交渉が有利になったり、不利になったりすることはありません。
伝えなければならない真実はしっかりと伝え、公正な過失割合を出しましょう。
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