日本一の弁護士を目指す法律系ブログ

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建築に関する法律

Q:自宅を建てるため、土地を購入する前に建築関係の法律を学びたいと思っています。建築に関する法律について教えていただけますでしょうか。

 

建物の建築を規定する法律ですね。一度は聞いたことがあるかもしれませんが「建築基準法」、それとエコ関連の法律です。具体的に言えば「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」と「都市の低炭素化の促進に関する法律」ですね。

 

▼「建築基準法」とは
建築基準法は建築物の敷地、設備、構造、用途などを定めた法律です。最低基準を定めているため、その基準に満たない建物は違法建築とされます。建築基準法の下には築基準法施行令・建築基準法施行規則が定められていますが、これはより具体的な内容を規定しています。たとえば建物を建設するときの方法や、方策、設計、事務書式など技術的な基準がメインです。
また建築基準法関係告示においいては、技術革新が進みいろいろな面でその対応が必要になったとき、関係各法を補完する形で運用されます。

・建築条例/建築基準条例
建築基準法を下に、各地方公共団体は地域の地理・土地の条件を加味し、それぞれ条例を制定し、建築上の制限を加えることができます。たとえば京都では町の景観を保持するために、高いビルの建築が制限されていますが、文化財保護法・行政手続法・景観法などと関連性を持ち、建築基準条例によって定められています。

 

▼「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」とは
こちらは住宅の耐震性や耐久力、排水・給水、安全性その他において、長持ちする住宅を作り、住環境や自然環境に対し負荷を少なくするために定められた法律です。国、地方公共団体及び事業者の努力義務のほか、長期優良住宅建築等計画の認定等の定めが盛り込まれています。

 

▼「都市の低炭素化の促進に関する法律」とは
地球温暖化対策の推進に関する法律とともに、都市の低炭素化の促進とその健全な発展に寄与することを目的に作られた法律です。
エコ街法とも呼ばれ、二酸化炭素の削減を目的とした建築物そのほか街づくりのガイドラインのような法律です。

 

まとめ
建築基準法は特に知っておかなければならない法律です。すべて業者任せにせず、自分で知識を持ったうえで、一緒に家を作っていくと、納得のいく家が建てられるのではないでしょうか。